【2021オランダ旅】1日目③ネオンに照らされる夜の飾り窓【たひまのにほひにつつまれて】

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こんにちは! ドイツの劇場でバレエダンサーとして働く、筆者の川端(@ChihoKawabata)です。

普段はバレエやドイツ、そしてドイツの劇場について書いておりますが、今回は『初めてのオランダ旅ブログ』第3回です♪

前回:【2021オランダ旅】1日目②:アムステルダム到着、夕食にはオランダの筋肉

第1回:【2021オランダ旅】1日目①:旅の始まり~アムステルダム南駅【これだからドイツ鉄道は】

~前回までのあらすじ~

レストランで「本日のお魚はダッチ・マッスルです」と言われ、違うと分かってはいてもムキムキの手足が生えたお魚を想像してしまう千帆であった。

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オランダの隠れ名物

オランダの郷土料理ってなんだろうと下調べしていたときに、実はムール貝が隠れ名物だったことが判明。もしどこかで見つけられたら一食くらい貝でもいいかもね~、と出発前に相方と話していたけどもよ。

まさかまさかお隣のテーブルに、お鍋にドーンと盛られた貝が運ばれてくるではないかっ! メニューを読む最中もお隣から漂う魅惑的な香りには勝てず、頼むことに。笑

あれっ、でもメニューには貝なんてどこにも書いてないな…。聞いてみるべし。おねいさーん!

はっそういえば英語で貝って分からんけど…。ドイツ語の貝っぽく言えば通じるかな…?笑

むっしぇるもにょもにょ…(隣のテーブルを指さす)ってありますか?」

「ダッチ・マッスルね! はい、サイズはどうします?(ニコッ)」

マッスルだと!? マッスルって筋肉じゃなかったんか! 貝なんか! 恥ずかしーっ!!笑

後で調べてみたら、muscle(筋肉)とmussel(貝)って発音が全く同じらしい。

なんや! 知らんかっただけでちゃんと聞けてたってことやん。すごいやん!笑

「あと前菜に、このPoached Turbofilet(ポーチド平目)をくださいな!(ニコッ)」

「あら、私もそれが大好きなんです! おいしいですよーっ!(ニコーッ)」

笑顔には笑顔の倍返ししてくるおねいちゃんが尊すぎる。これだけでうっかり「オランダ人最高!」って叫んでしまいそうになる危険性をはらんでいます。

ポーチド平目

ふわしゅわのガーリックソース?(クリーム?)で泳ぐ平目のフィレ。左下はマッシュド・スイートポテトです。さつまいもじゃなくて、中身がオレンジ色のやつな。あとピクルスのスライスと、上に乗ってるのはニシンのキャビア!

食感の違うものの組み合わせなので、お口の中が楽しい。味つけも繊細で、なんていうのかな…おしゃれな味…?笑

貝きたよ、貝!

家にあるいちばん大きいお鍋のサイズやでこれ

でかっ!!! しかもフライドポテト付き!? いくら2人とはいえこの量は…

食べれたわ。完食しました。ほら、あの、ほとんど殻ですしね。ぷりっぷりでおいしかった。

みんなに「めっちゃエンジョイしてるwww」て言われた写真

オランダビールってハイネケンくらいしか知らんかったし、それもそこまで好みではなかったけど、他も試してみるとおいしかった! GULPENERとJOPENを頼みました。白ワインもよかったよ♪

建物の雰囲気をそのまま活かしたインテリアがとても素敵。郷土料理はメニューにはほとんどないけど、優しい店員さんもいて、カジュアルな店内でおしゃべりを楽しみながら食事できる『In De Waag』おすすめですじゃ! この日は土曜だったこともあって、当日夕方にオンラインで予約をいれときましたん。

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飾り窓(レッドライト地区)

さて、腹ごなしに夜のお散歩をしよう。アムステルダムに来たからには飾り窓を見に行かんとね!!

相方「飾り窓ってなに?」

かまととぶるなよ…。私もたいがい世間知らずかしれんけど、さすがにアムスの飾り窓くらいは…。

まじで知らんかったらしい。えっ、あんさんネットで街の下調べしてませんでしたっけ? 調べてたのごはんだけ?笑

手前には渦巻き型の男子用トイレが…!

街の中心部なのですぐに着きました。赤や紫のネオン灯が性風俗店とそこで働く女性たちを妖しく照らす、レッドライト地区です。

ガラス張りの大きなドアを隔てたすぐ向こうからこちらを挑発してくるのは、下着やボンデージ姿の性労働者たち。さながら花を飾った窓際のようなので、飾り窓と呼んだのかもしれませんね。

いうても心安らぐ素朴な花が好きな私と相方にとっては、ボンキュッボーン! メイク濃い濃いー! なかんじで強烈に咲き誇るここの花はちょっと刺激がきつすぎましたw

セックスワーカーたちにリスペクトを』という張り紙が随所に見られ、写真撮影は禁じられています。大切なことですね。冷やかしに来てる身で言うのもなんですが。

詳細を記すのも野暮ですので、興味のある方はぜひご自身の目で確かめてみてね。

面白かったのは、道が一方通行だったこと。川の周りをまるで回転寿司のように流れる私たち…。ただし選ぶのはこちら側…。窓際に気にいったネタがあれば食いつく、というわけです。

ドアの向こうは小さな個室になってて、お客さんが入ったらカーテンを閉める。外から見てライトが点いてるのにカーテンが閉じてたら『営業中』ってことなのね。なるほどね。

大麻って連呼するのもあれやし「たひま」て旧仮名遣いにするわ

夜は始まったばかり

レストランに行く道すがらも時々はしてたけど、夜ともなるとやうやうたひまのにほひ濃くなりゆく歓楽街。オランダは合法なんです。興味はないので吸いません、すいません。

喉にグッとくるたひまと、鼻をつんざく(まじでつんざく)きつい香水が交互にやってくるのでちょっとしんどい。全部D&Gの香水のせい? いや8割はたひまのせひだよ。

窓一面のチーズwww

私はこっちの飾り窓のほうが好きやな。笑

背後ではむっちゃ賑わいを見せているレンブラント広場

レンブラントの銅像の向こうにbooking.com。これなんと本社らしい! お世話になってまーす!笑

この区域を出たら飲み歩きは禁止ですよと、ガードマンも立っている。これってコロナ仕様? それともいつもこんなかんじなんかな。だとしたらすごいメリハリ。

それにしても自転車の多さよ! みんな飲んで吸ってしたあとで、どこに停めたかなんて思い出せるのかしら?笑

ドイツでは自転車も飲酒運転はあかんけど、オランダはそのへんどうなんざんしょ。

ひゃーきれい

これぞアムステルダム、みたいなね! 家が細長~い!

ホテルのおいちゃんが、夜に遊覧船で島を一周するのがむちゃおすすめやって言うてた。確かに絶対きれいやんな!! アムステルダム、下から見るか?横から見るか?(それ打ち上げ花火な)

さて明日はいよいよこの旅のメインイベント!

ライクス国立美術館ゴッホ美術館を1日で回るよ~♡

次回につづく!

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