【ドイツ散歩】コブレンツ旧市街からライン川を越え、お気に入りのワイナリーまでぽてぽて歩くよ

トラベル

こんにちは! ドイツの劇場でバレエダンサーとして働く、筆者の川端(@ChihoKawabata)です。

夏季休暇に入って、はや2週間。遊び惚けていたぶん、ブログネタも溜まっています…。

残りの3週間はおこもりでブログ更新にいそしみまっする!(気分は夏休みの宿題!笑)

さて、前回出した記事がこちら。

【ドイツ】コブレンツ旧市街から舟渡しですぐ!ワイナリー『ゲーレン』のワインプローベが魅力的すぎる~っ♡【現地在住イチオシの隠れ名所】

ワイナリーまでの往復の道のりもご紹介したかったものの、写真も字数も多くなってしまうので『お散歩シリーズ』第2弾として書くことにしました♪

第1弾はコブレンツの旧市街をぶらぶらと!

①秋のコブレンツの旧市街、一緒にまったりお散歩しましょ♪

徒歩でワイナリー『ゲーレン』へ行きたい方には参考になると思います。世間話しながらでよろしければ、ぜひお付き合いください♪

出発はドイチェス・エック

前回の秋のお散歩は、ライン川とモーゼル川が合流する『ドイチェス・エック』でお別れしましたね。

©riverside-germany.com

雄大なラインをはさんで、エーレンブライトシュタイン要塞が見えます。ワイナリー『ゲーレン』は要塞のその後ろにあるので、まずは川を渡るためフェリー乗り場に行きましょう!

ライン川沿いには船着き場が並んでいます。ロープウェイ乗り場も超えて、7番乗り場まで直進します。あっ、写真は秋の使いまわしでごめんよ。

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フェリーでライン川を渡るよ

ガラス天井の『Pegelhaus(ペーゲルハウス)』が目印です。ヘーベルハウスとちゃうで。笑

水位を観測する建物で、レストランにもなっています。 そのちょうど手前に乗り場があるんす。

Faehre und Pegelhaus ©riverside-germany.com

グーグルマップで見るなら↓

フェリー(渡し舟)情報

  • 毎日08:40~18:30、およそ10分間隔でひたすら往復
  • 片道料金は大人2€ / 6~12歳の小人・自転車1€ / わんちゃん無料
  • 10回分の回数券15€

きっぷの事前予約や自動券売機などはなく、乗るときに船頭さんにお金を渡すだけです。

時刻表もありません。皆が乗り込んだら発船しまーす♪

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皆、景色に釘付け。

今日はちょっと曇りがち…。晴れていると、こんな空です!(2020年に訪れたときの写真もごっちゃにしてくけどいいかな? いいよね?笑)

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対岸にはあっというまに到着。

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川が増水した記録が壁に残されていますね。 この辺りは毎年のように増水して、小型のフェリーはもちろん遊覧船も運休したりするんです。

つい2週間前(7月中旬)も、ドイツ西部とベルギーで洪水災害の深刻な被害があったばかり…。増水だけで済んだコブレンツは、アー川沿いの街の人も滞りなくコロナワクチン接種ができるよう派遣の手配をした、とのニュースを見かけました。こんな大変なときにソーシャルディスタンスとか消毒なんていちいち考えてられんもんね。ワクチン接種済みの方が、安心して動けると思います。

気を取り直して。増水記録を横目に高架下をくぐり抜けて、なんとな~く左ななめ前に向かっていきます。

市街地を歩いて城塞の裏に出る

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ここは『歓喜の歌』でおなじみの音楽家ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェンの、偉大なるお母さまの生家。お隣のボンという街にはルートヴィッヒの生家もあり、私も巡礼済みです。ボンはまた、世界中で愛される熊さんのグミ、ハリボーの生まれ故郷としても有名なんですよ。

いいかんじにくたびれた町内から、Obertal(オーバータール)という大通りをゆくと…

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エーレンブライトシュタイン城塞へと続くリフトが現れます。

城塞からはドイチェス・エックを上から見渡すことができますよ。ラインとモーゼルの川の色ってほんとに違うんよ。お散歩ルートからは外れるけど、ちょっとチラ見せしちゃおうか!笑

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下にいるといまいち分かりづらいけれど、上から見ると「こんなきれいに分かれてるもんなんや!!」ってなります。笑

広い城塞の中には野外ステージもあって、毎年6月くらいには私の勤めるTheater Koblenzもオペラやミュージカルを上演してるよ。今年の演目は『ウェスト・サイド・ストーリー』でした。私は今回乗ってなかったから、わりと暇してましたけどもね。

ぶどう畑の隣を歩いて

城塞へのリフト乗り場を過ぎてちょっとしたら、Mühlental(ミューレンタール)という道を右に。『Weingutはこちら→』って看板が出てるので分かりやすいよ。

道も狭くなってゆき、小川のさらさらと流れる音が耳を撫でて心地よいです。

ぶどう畑と共に現れたのは『Wagner(ワーグナー)』さんというワイナリー。

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ライン川中流域では最大手で、なんと1020年トリアー選帝侯より創立されたという由緒正しきワイナリーなんです。千年も続いてるって…すごいな…。(極めて悪目立ちする語彙力の低さ)

公式ウェブサイト、一応置いておきますね~。

Weingut Weinhaus Wagner in Koblenz-Ehrenbreitstein

去年初めてこちらを訪ねたときは、ゲーレンさんでのワインプローベのあとに、更に白ワインを飲みながらどどーんとしたお肉を食べて帰りました。

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どどーん。さすがに「わ~ドイツっぽ~い」って声が聞こえてくるぞよ。もちろん、白ワインのお味もぴかいち!

ふたつのワイナリーは近いけれども、商売敵というわけではなくって、困ったときは助け合うような仲とのこと。

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こうした急勾配のワイン畑の数自体減っているとおっしゃっていましたし、きっと持ちつ持たれつなんですね。

…ぽてぽて歩いてんのん、隠し撮りされてた。

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で、到着! こちらが目的地のワイナリー『Göhlen(ゲーレン)』さんです♪

醸造所見学つきのワインプローベ(試飲)はアットホームな雰囲気でほんとにおすすめです。こちら紹介記事になりますので、まだ読んでいない方はぜひ!

関連記事:【ドイツ】コブレンツ旧市街から舟渡しですぐ!ワイナリー『ゲーレン』のワインプローベが魅力的すぎる~っ♡【現地在住イチオシの隠れ名所】

帰るべ!

ワインプローベが終わる頃には渡し舟の営業は終わってしまっているので、旧市街にはプファッフェンドルファー橋を渡って戻ります。そこまではたったの30~40分ですよ。歩くの~だいっすき~♪

帰りは川沿いまで戻って~、

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あっ、ねこちあん♡

適当に川まで戻ってきたら、左(南)に舵を切ります。

川辺では白鳥や鴨さんや、ヌートリアを見かけました。ヌートリアはカピバラさんに似たげっ歯類で、日本では侵略的外来種だそうです。宇宙人みあるね。侵略的外来種。

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こどもヌートリアたち 「おっ、なんや。メシくれるんか」 ってめっちゃ寄ってくる。日本ではえさやり禁止なんですって。お鼻をふごふご動かしてるの見たら、本能的になにかあげたくなってしまうよね…。

ワーグナーさんとこでごはんを食べたあとではもう日が暮れる時間帯で、川沿いの道もこんなに暗かったのでお気をつけて。いうてもこれは7月中旬の22時頃です。

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ずっと歩いていくと、そのうち突き当たって橋に昇る階段が出てきます。ちょっと分かりにくいけど、時計回りにくるっと回り込んで

いや~なんていい腹ごなし&酔い覚まし。平和です。事件はなにも起きませんでした。ごくありふれた、理想的なドイツの休日です。笑

終わりに

こちらは向こう10日間、20℃を超えるかどうかといったところでして。家の中でも長袖カーディガン&モモヒキ装備です。近年が異常なまでに暑すぎただけか…? にしても寒い。ビールの売れ行きが心配です。笑

日本はいつも通り暑いようですねえ。感染症だけでなく熱中症にも気を配りっぱなしとは、…生きてるだけでサバイバル。毎日が死線。どうかクーラーをつけて快適な温度でゆっくりお休みください。

東京五輪には私はそこまで興味はなく、ただ、スマホに時折舞い込んでくるニュースを「ああ、ほんとに開催してるんだなあ」と別世界のできごとのように眺めるばかりです。やはり2年も帰らないと、なんだか日本自体がすごく遠い存在になってしまったようで、すこしさみしい…。

このお散歩シリーズも、別世界のように皆さまの目には映っているのかしら。ほっと一息お茶のお供に、酒の肴にお楽しみいただけたなら幸いです。

それでは今回はライン川を見下ろしながら、プファッフェンドルファー橋の上でお別れいたしましょう!

それではまた! ちゅーす♪

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