【ドイツ】コブレンツ旧市街から舟渡しですぐ!ワイナリー『ゲーレン』のワインプローベが魅力的すぎる~っ♡【現地在住イチオシの隠れ名所】

ドイツでの暮らし

こんにちは! ドイツの劇場でバレエダンサーとして働く、筆者の川端(@ChihoKawabata)です。

皆さん! ワインはお好きですかっ?

でしたらドイツ旅行の計画にぜひ、ワインの飲み比べを堪能できるWeinprobe(ヴァインプローベ)』を加えていただきたいのです♪

ドイツ語で「試す」という意味のプローベとワインを合わせて、ワインプローベ。つまるところ試飲です。

…と言われましても、どんなものかちっとも想像がつきませんよね。

百聞は一見にしかず! この記事では、筆者の住む街コブレンツでこの夏体験したワインプローベをご紹介したいと思います。(2年連続で行ったので、2回分の写真がごちゃ混ぜになっております)

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100年続くワイナリー『Göhlen』のワインプローベ

雄大なライン川のすぐそばにある、2021年で100周年を迎えた家族経営の小さなワイナリー『Göhlen(ゲーレン)』さんでは、醸造所見学つきのワインプローベを提供しています。

もちろんワインをその場で買うことができますので、車で行くもよし…なのですけれど、コブレンツの旧市街から船渡しでライン川を越えると、徒歩たったの20分前後! お散歩がてらリュックで向かうもよしです。笑(詳しい行き方や情報は後述します)

…の前に、醸造所を見学!

@Weingut Goehlen ©riverside-germany.com

シュミット夫妻は、こちらのワイナリーの三代目。

畑作業の忙しい時期はお手伝いさんを雇いますが、コロナでそれも難しい今年は、ラジオなどを聴きながらのんびりと、ふたりだけでお手入れをしていたそう。

©riverside-germany.com

ライン川やモーゼル川沿いのワイン畑の特徴といえば、この急勾配! こちらではないものの、ある地域では60°にも達するそう。こんなところに農業機械が入るのはなかなか難しいので、ほとんど手作業となります。

「どれだけ時間がかかるかといえば、たとえば平地なら機械ですればたった20分で済む作業が、ここでは8人で1日がかりです。

その代わり、平地よりも陽当たりはよくなります。それはつまり、ぶどうに含まれる糖度が高くなるということ。ヨーロッパの中でも比較的寒冷で日照時間が短いとされるドイツでも、上質なぶどうができる理由ですね」

ゲオルグさんがワインの作り方などをテンポよく話しながら、地下の醸造所を案内してくれます。

@Weingut Goehlen ©riverside-germany.com

地上で絞られたぶどうジュースはホースを通って、ステンレス製のタンクに流れ込みます。酵母を入れると発酵が始まり、タンク付属のメーターで糖度などが確認できるしくみ。

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発酵が進むごとにワインは甘口から辛口へ変化してゆき、アルコール度数も高くなっていきます。どこで発酵を止めるかはおふたり次第。その年の天候でぶどうの味は左右されるのはもちろん、その辺りのさじ加減を毎年変えているからこそ、多種多彩な味が楽しめるというわけですね!

@Weingut Goehlen ©riverside-germany.com

昔は樽で行っていた発酵後ワインの熟成は、現在は陶器のタンク内で。使用こそしていないものの「皆が写真撮りたいだろうと思って…」とご丁寧にろうそくでフォトジェニックに仕立ててくださってます。笑

@Weingut Goehlen ©riverside-germany.com

質問はいつでも大歓迎ですよ! この日一緒に回ったグループの中には少し詳しい方がいらっしゃったようでゲオルグさんも、より専門的に説明していた印象でした。筆者はそれを「ほへ~!」と聴いていただけ。張り合いないなぁ。笑

お待ちかねのワインプローベ

@Weingut Goehlen ©riverside-germany.com

地上に戻ると、ヤシに囲まれた素敵な中庭が現れます!

@Weingut Goehlen ©riverside-germany.com

まるで別世界。ドイツじゃないみたい。時折ご近所のひつじの鳴き声がするので、ドイツに戻ってこられます。笑

テーブルにつくと、フランツィスカさんが白ワインを注いでくださいます。全部で5杯、チョイスは今年のワインリストからのおまかせです。

@Weingut Goehlen ©riverside-germany.com

でもこちらの好みに合わせて、たとえば辛口を多めに…など多少融通はしてくださいます。辛口から段々甘口になっていくので、甘党の方は早めにお伝えした方がいいかもしれませんね。

飲めない方にも、ぶどうジュースが振る舞われますよ♪

@Weingut Goehlen ©riverside-germany.com

ゲオルグさんが結婚指輪でグラスを鳴らしたら、今から飲むワインの説明が始まる合図♪ ぶどうの品種にまつわるうんちくなども、ためになります。

ちなみに、もっちもち食感のパンは地元のベーカリーのものだそう。これがまたおいしいんだ。玉ねぎ入りのやつとか、ワインにめっちゃ合う~!

それに言うまでもないかもしれませんが、作る過程や醸造所を知ったあとのワインは有難みが増して、ことさらにおいしいっ!!

試飲中は彼らもテーブルにもいらしてくれて、雑談を楽しみます。いわく「ここにやってくるお客さんのほとんどは、夏のバカンス中でご機嫌な方ばかり。だから毎日楽しいよ」とのこと。なるほど…。笑

ブログへの掲載許可はもちろんいただいていますが「記事ができたらリンクを送って!」とにっこり。えっ、日本語だけどいいの…? 「それでも全然いい! 嬉しい~!」ですって。ほんとに気さくなご夫妻です。

@Weingut Goehlen ©riverside-germany.com

なんて健やかな時間…。控えめに言って最高です。

→次のページはワイナリー情報と筆者おすすめワイン

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