こんにちは! ドイツの劇場でバレエダンサーとして働く、筆者の川端(@ChihoKawabata)です。
ドイツの秋って、とっても短いんですよね…。ちなみにいうと春も。薄着のコーディネートをもうちょっと楽しみたいんだけどなぁ。笑
さて、お散歩の続きをいたしましょうか! るんるん!
前回はコブレンツの劇場に始まり、聖母教会の中に入って腰かけるところまででしたね。
聖母教会の中を見て回りましょうか
ところで私は、張り詰めた無声を聴くのが好きです。いや張り詰めた無声って何ぞや。
分かりやすくイメージするなら美術館などがそう。皆がそこにある厳かな気配を肌で感じ取り、その静粛を正しく守らんと――あるいは静粛に溶け込まんとして――口を噤んでいる空間、みたいな。
ただ物音がしないだけの静寂と違ってそれは『人工的』で、だからいい。好き。
そして教会や神社仏閣の中では、その尊重が永遠に保たれているような気がします。前回「教会につい入ってしまう」と言いましたが、それは内装だけでなくこの静謐な空気を求めてのことなのかも。
教会の鐘が鳴りましたね。ポエミーな語り(笑)はおしまいにして、聖母教会の中を見て回りましょうか。右の側廊を通って奥の方へ。

教会に入ったときもそうですが、何よりもステンドグラスに目を奪われますね。聖具の知識がないので説明できないのが残念。
入口の方を振り返って、オルガンも。

すてきやん! 外から見ただけでは、中がこんなふうになっていると全然分かりませんよね!

側廊と、

ステンドグラスのアップなど。

癒されたところで、そろそろ次へ参りましょう!
鴨さんの噴水まで戻りますね
ひとまず鴨さんの噴水まで戻りますね。教会を出て左の階段です。さっき上ってきたのとは違う階段ですが、ここに直接出ます。

かわいい。夏だと子どもが群がっているので、更に微笑ましい光景になります!
右に進んでいくとアム・プラン
そこから右に進んでいくとアム・プランに出ます。こちらもクリスマスマーケットになるとおがくずが敷かれ、屋台や巨大ピラミーデ(木製の風車のようなクリスマス特有の飾り)が設置されるんです。まあ今年の開催は中止に(n回目)
少し進んでから、振り返ってみましょ。先ほどの聖母教会のたまねぎ頭が見えます。象徴的ですね。

足元には、マンホールほどの大きさのレリーフが。

先の大戦では空襲により、街の中心の87%が破壊されたとあります。そこから40年の間に街はより大きく、更なる意味をもって再興を遂げたとも。(ざっくり意訳)
そしてすぐ後ろに『4つの塔』、フィーア トゥルメ。

おさまりきっとらん。笑
1608年制作。1688年と1944年に二度破壊され、修復されました。
ここを右に曲がりましょう。するとミュンツ広場に出ます。
ミュンツ広場
ミュンツ広場はクリスマスマーケットのためだけに存在するかのような、なにもない広場です。笑
この辺りにいくつかある飲食店の中でも、この『Kaffeewirtschaft』は特におすすめ。(カフェーヴィルトシャフト。コーヒー経済という面白い名前…笑)

雰囲気はすこぶるよく、朝から夜までやっていてどのシーンでも活用できます。おいしい『Flammkuchen(フラムクーヘン)』もありますよ!
フラムクーヘンはフランス、アルザス地方生まれの薄焼きピザ。主に白ワインと一緒に食べられるので、アルザスからライン川・モーゼル川を伝って川沿いの街でよく見かけられます。

コリドーを向かって左から見たところ。すてき。映え。笑
チェアに青いブランケットがかかってますね。少々寒くとも、皆お外でカフェしたいんですやはり…(ちなみに撮影は第2ロックダウン直前)

おっ、出たなシェンゲル坊や! さすがこの街の看板息子だね。
さあこの道を渡るとモーゼル川に出ます。

ちなみにモーゼル、イタリア語ではモゼッラと呼ばれるらしい。えーそっちの方が断然かわいいよね~、うらやましい~!笑
わくわく感を残しつつ、今日はここまで!
つづく
というわけで、コブレンツお散歩シリーズ第1弾、その2! でした。
その3も出ましたっ。
ほんとにまったりしたい方向けですね、このシリーズ。笑
気分転換にでもなれば幸いです♪
お付き合いくださりありがとうございました。またね! ちゅーす!
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