こんにちは! ドイツの劇場でバレエダンサーとして働く、筆者の川端(@ChihoKawabata)です。
今回のテーマは『腰のブレをとめるコツ』♪
こんなお悩み、きっとありますよね。
- 脚を動かすたびに、腰がフリフリ振れてしまう…
- ロンドジャンブ・パルテールがなぜか鳥の求愛ダンスみたいになってる…
- フラッペが60年代ツイストブーム再来かってくらい軽快にブレまくる…
「動かないように腰をとめているつもりなのに、どうして!?」
…と嘆いていらっしゃるそこのあなたに朗報です!
身体のある部分の意識をほんの少し変えるだけで、骨盤は信じられないほど安定してくれるんです!!
そのかんたんすぎるコツを、この記事でお伝えしたいと思います。ぜひお付き合いください♡
腰がブレてしまう理由と解決策
テンポ良く、さくさくいきましょう! 原因→解決策→コツの順にお伝えしますね。
まずは原因から♪
腰が動いてしまう原因は、
「腰やおしりにぎゅっと力をいれて固めているから」なんです。
「いやいや、何をおっしゃる。笑 何もしてないと動いてしまうから、動かないようキープしてるんじゃない!」
…とお考えですよね? 何もしていないと腰は動く。この意見には賛成です。
ですが、「腰が動かないよう腰をキープする」。この対処法はあたりまえのようでいて、実は全くの勘違い。多くの方々が陥ってしまいがちな思い込みなんです!
ではどうすれば腰がブレなくなるのか?
その疑問にズバリお答えしますね。
脚と腰を、別個のパーツとして使うこと
ここからちょっと詳しく解説していきましょう。
先ほど申し上げた原因「腰やおしりに力を入れること」がどんな結果をもたらすかと言いますと、腰・おしりの筋肉と大腿骨(太ももの骨ですね)とが、ガッチリ強力に連結します。脚と腰が、ひとつのパーツと化してしまうのです。
ということは要するに、「脚が動けば腰も動く」状態。いくら腰をキープしても動いてしまうのは、そういった理由です。
固めること…それは自由を奪うのと同じこと。『束縛』です! あなたは股関節を束縛しているのです!! だから股関節に嫌われて当然です!!!笑
股関節が固まると可動域が狭まるので、ターンアウトもできなくなります。こちらの記事もぜひご参照くださいね。
関連記事:【バレエ】仙骨・尾骨を制する者はバレエを制す【前編】
腰がブレなくなるコツ
何もしなければ腰は動く。おしりを固めても腰は動く。
では腰の代わりに一体、どこをキープしておけばよいのでしょう?
答えはここ♪(フワァ~オ♡←効果音)
青いハートで示したお股のV字の先っちょのあたり。ここの、肌の表面に近い前側です♡
このハートがだれていかないよう、できるだけ縦長なハート型になるように整えます。そのために、どこのご家庭にもありそうなこの何の変哲もない『洗濯バサミ』で、ぴたっと留めます…!(イメージです)
ぎゅうぎゅう締めなくても大丈夫。ハートが真ん中で割れてしまわないよう、横長にだれないよう、縦に「ぴたっ」と寄り添っているのを意識してみてください♪
筋肉の場所がうまく想像できなければ「尿が漏れるのをがまんしている」とでも考えてみてください。チビル筋を発動してください。(そんな筋肉はない)
この小さな『洗濯バサミ』の筋肉の意識があると、他にも
- 脚を上げるときに骨盤を水平に保ってくれる
- 脚を出した側の腰がとられない(ゆがまない)
などの嬉しいメリットがあります!
動きの中で色々と試していくうちに、普段との違いを実感してくださいませ♡
終わりに
腰がブレなくなる方法、いかがでしたか? この1か所を意識するだけでいいなんて、拍子抜けするくらい簡単ですよね♡
あっ、毎回言っておりますが一応今回も念のため…
一言申し添えておきたいのが、筆者の考え方のせいでお教室の先生とトラブルになってしまうことは避けてほしいということ。「いやドイツのプロダンサーがこう言ってましたんで!」みたいな、先生からしてみれば「じゃあ来なくていいです!」と返したくなるような感じ悪~い言い方は絶対絶対やめてくださいね。「あ~少し試したいことがあるんです~」くらいぼやぼやにぼかしてください。笑
では最後にもう一度おさらいです♪
腰をブレないようにしたいときは、お股のV字の先っちょの筋肉を洗濯バサミで「ぴたっ」と寄り添うように留めておくべし
もちろん正しい姿勢あってのものですから、基礎の立ち方からまとめてあるこのページを上から順に追ってみてくださいね。それではまた~♪
↓バレエ上達へのまとめページはこちら↓
コメント