【バレエ】肩と腰でスクエアを作る←が絶対にNGな3つの理由【対角線も要注意!】

バレエ&劇場

こんにちは! ドイツの劇場でバレエダンサーとして働く、筆者の川端(@ChihoKawabata)です。

今回のテーマは『肩と腰の関係』♪

「肩と腰で四角形を作って」

という注意を耳にしたことっておありですか? 

またはそのスクエアを保つ、とか、崩さないように、とか…。

Twitterで実施したアンケートでは200票集まり、

ある・なしがおよそ8対2という結果になりました。(ご協力ありがとうございました!)

日本では比較的メジャーな言い回しのようですね。おそらくですが、欧米でも認知度は高そうです。

でも、この注意…

実は、よっぽど気を付けなければ…

上達への道がいつしか「獣道か!!」ってほど険しくなってしまうんです…!

皆さまの上達の道を舗装する(笑)べく、この記事では

肩と腰のあるべき距離感

について詳しくご説明していきますね。

レッスンがまた楽しみになっちゃうこと間違いなし♡ ぜひご覧ください!

スポンサーリンク

「肩と腰のスクエア」とは

「肩と腰のスクエア」

という言い回しを聞いたことのない方のために、簡単にご説明しておきますね!

両肩と腰骨こしぼね(骨盤両脇の、前に最も出っ張っている部分)

をイラストの赤線のように結んで、四角形を作ります。

「このスクエアをなるべく崩さないよう踊りましょうね」

というものです。

確かに、体を正しく使っていれば、肩と腰は自ずとスクエアに保たれるでしょう。

でもそれって、手順を守るからその結果が得られているんです。

「玉子をよく泡立てるからスポンジケーキが膨らむ」のと同じ。(食いしんぼうのたとえだ…)

この言い回しの本質は

脚を動かしても骨盤が付いていかないよう、前後・左右を対称に

することであり、肩とは本来無関係のはず。

まっすぐ立っているだけならともかく、エネルギーを使ってポジションを作る時点で

肩の位置を目安に、骨盤にフォーカスする

のは上達の妨げになるばかりか、あなたの健康にとっても危険だと筆者は考えています。

正しい手順は別の記事でつまびらかにすることにして、今回はその

『肩と腰のスクエア』という考え方が危険な理由

を詳しく見ていきますね♪

注意自体を受けたことがなくとも、ご自身の体の使い方があてはまっていないかどうか? ぜひチェックしてみてくださいまし♡

『肩と腰のスクエア』という考え方が危険な理由

『肩と腰のスクエア』という考え方が危険な理由は3つ。

  1. 肩と腰を連動させてしまうから
  2. 肩を軸にしてしまいやすくなるから
  3. 上体の正面を軸にしてしまいやすくなるから

2と3はどちらも『軸』という言葉がキーワードになっていますね。

「軸が、あるべきではないところに設定されてしまうのが問題なのかな?」

どうやらそのようですね! ひとつずつ見ていきましょう♪

肩と腰を連動させてしまう

まずは、いちばん分かりやすいのからいっとこ!

こちら↓の記事をご参考にしていただければ幸いですが、

パーツが分かれているからこそ自由に動かせる

という当たり前の概念が、主語を大きくすることで、より腑に落ちたかと思います。

この概念を踏まえると、

肩と腰を結びつけて考える

のは少し、しっくりこなくなってきましたよね?

なぜならそれは、それらをひとつのブロックとしてとらえるということですものね。

大型バスをご想像いただきましょう。小回りが全然ききません。笑

電車が車両の合間にスキマを作っているのは、全長がどれだけ長くなってもカーブに対応するため。

同じように、

肩と腰はまっすぐな直線上にあっても、パーツとしては分離している

と考えるほうが、より自然に滑らかに動けるような気がしますね。

分かりすぎてつらい具体例

「肩と腰が連動している」

や

「1ブロックで使ってしまっている」

といった好ましくない体感に気付いていただくため、具体的な動きを例に出してみます。

たとえばイラストのように、ロンデジャンブで左脚をデリエール後方まで送るとき。

  1. ロンドで『肩と腰のスクエア』を維持するために
  2. 左腰を前に押して
  3. 釣り合いを取るために右肩を後ろに引いている

ってなってません?

「……あっ」

大丈夫だよ…みなまで言わなくて大丈夫…分かりすぎて私もつらいよ…。

腰の動きを止めるために、肩を使う

ってことは「動いてはいない」、けどはっきりと連動してるんですね。

スクエアの考え方から自然に派生する『対角線上の兼ね合い』にも要注意! ですです。

解決編はまた今度じっくりね! 次の理由に移ります。

肩を軸にしてしまいやすくなる

ふたつめは、肩を軸にしてしまいやすくなるという理由。

さきほどのイラストのような順番で踊っていると、肩で釣り合いを取るのがあなたの普通になってしまうでしょう。

つまり、腰すらすっ飛ばして『肩の固定ありき』になってしまう。断言するのはアレなので、しまい「やすく」なる。

固定、つまり軸にするってことだから、その他が動くのは自然な流れ。

そうなると…

腰や骨盤が動き放題。

あなたがいくら控えめな性格だろうとお構いなしに、下半身のカーニバル開催者になってしまうってわけです!!!(コシ・デ・ジャネイロ)

あれれ~? おかしいぞ~??

バレエって、安定した骨盤の上で、上体が自由に動くんだよね?

安定した上体の下で、骨盤が自由に動いてるって変だよね!

(真逆の動き…ハッまさか!)

そういうことか、くそっ!

「おい! どこ行くねん工藤!」

この謎はコナンくんではなく筆者のちほさんがおいおい解決していくので、とりあえず最後の理由も見ておきましょう!

上体の正面を軸にしてしまいやすくなる

最後は、上体の正面を軸にしてしまいやすくなるという理由です。

このスクエアを、横から見るとこうなりますよね。

あっ、このオレンジの丸は腰骨です。

こちらの記事で足裏からの感覚を繋げた、例のあそこです。

正面に軸がきていると、踊る上で不都合が生じるんです。

不都合なことはたくさんありますが、それだけでも

「スクエアの考え方は、すぐに改めなくては…!」

と感じていただけるであろう例をひとつご紹介しましょう。

後ろへのカンブレ(ポールデブラ)です。

考えただけで痛い具体例

具体例として、この正面の軸で後ろにカンブレするとしたら…?

完璧に腰椎がお亡くなりになっています。

いえ実際は、ここまでの角度に到達する前にちゃんと腰が悲鳴を上げてくれるから大丈夫よ。笑(笑うとこでも大丈夫でもない)

筆者がお伝えしたいのは、

「後ろに反るときに腰が痛いのは、普通でも当然でもないよ~!」

ってこと。

日々の努力が涙に変わってしまうのは、こういった些細なところから始まっているのかもしれない。

あなたの笑顔を『本物』にするために!

一刻も早く『痛いバレエ』から抜け出していただけるよう、これからも記事を頑張って更新いたしますね♡

と言いますか、ことこのカンブレに関しては『仙骨』について書いたこちら↓の記事にほとんど答えがありましたわん。

応急処置として仙骨の広がりに着目してみてくださいね!

まとめ

おつかれさまでした~!

今回は『肩と腰の関係』というテーマで、

どうして「肩と腰をスクエアに保つ」という言い回しに注意深くあるべきなのか?

をご説明させていただきました。まとめると、

よく耳にする「肩と腰をスクエアに保つ」という言い回しに、十分気を付けたほうがいい理由は…

  1. 肩と腰を連動させてしまう
    • 対角線上で釣り合いを取ろうとしてない?
  2. 肩を軸にしてしまいやすくなる
  3. 上体の正面を軸にしてしまいやすくなる

と、上達を妨げるばかりか健康も損なう恐れがあるから!

ご納得いただければ幸いです!

あ、最後にいつもお願いしておりますが…

一言申し添えておきたいのが、筆者の考え方のせいでお教室の先生とトラブルになってしまうことは避けてほしいということ。「いやドイツのプロダンサーがこう言ってましたんで!」みたいな、先生からしてみれば「じゃあ来なくていいです!」と返したくなるような感じ悪~い言い方は絶対絶対やめてくださいね。「あ~少し試したいことがあるんです~」くらいぼやぼやにぼかしてください。笑

まずは注意喚起、ということで! 骨盤を水平に保つコツは、楽しみにお待ちくださいね♡ それではまた~♪

最後まで読んでくださり大変うれしいです! ぜひクリックでご自身の所属するジャンルを盛り上げてくださいね。でも欲を言えば、ただいまバレエ記事にむっちゃ気合を入れていますので、もし楽しんでいただけたorためになったという方はぜひぜひ筆者の本業、バレエへ清き1クリックをよろしくお願いします!

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ バレエへ  にほんブログ村 クラシックブログ オペラへ  にほんブログ村 クラシックブログ オーケストラへ
バレエ&劇場
スポンサーリンク
\シェアもしておくんなまし~/
\フォローしておくんなまし~/
踊るドイツブログ

コメント

タイトルとURLをコピーしました