Bの5番はどうやってすればいい?注意点など
では実際にBの5番をやってみましょう!
先ほど申した通り「軸脚の腰を、1番ポジションの位置まで高くする」。
ですから1番のその長い軸を保ったまま、動脚だけ重ねて5番にすればよいのです。
「(足が)パキッて鳴った」は草。(言わんかったら多分わからんかったのに)
動画の説明を、もう少し補足していきますね。
そもそもの『1番ポジションの軸』を長くしよう!
まずは1番ポジションの軸をできるだけ長くしないとですね♪
脚を長く使うには正しい骨盤の傾きを知ることが大切ですので、こちらの過去記事をご参考になさってくださいね。
動画の中で「まわしを上げて~」と筆者が言っている意味も、そこに書いてあります。
体重がつま先の方にかかっていたらできない
体重がつま先の方にかかりすぎていてもできません。軸が必然的に傾いてしまいますからね。
前回の記事では「つま先体重がなぜいけないのか」をこんこんとお話ししましたが、このBの5番ができないというのも理由のひとつ!
かかとをしっかり踏みしめて使えるように、こちらの記事を読んでくださいね。(足裏の大三角形!)
体幹があれば安定する!
片脚で立っているのに体重は真ん中…!?(って本当に可能なのか…?)
とすごく不安定な場所のように思われがちですが、体幹が鍛えられてくると安定するんですよ~これが!
体幹が鍛えられるおすすめのヨガのポーズ、『木のポーズ』を試してみてくださいね。左右の骨盤の高さは、床と平行になるように♪
前ももにめっちゃ力が入ってしまうようなら、骨盤の傾きを見直してみて。
おしりの筋肉でも軸脚をサポートしよう
特に片脚で立つときに、まわしと同じくらい大事にしてほしいのがおむつ。
つまり、おしりをおむつのように広範囲で覆っているおしりの筋肉『大殿筋』です!
大殿筋はぎゅーっと絞るように硬くするのではなく、花のがくのように寄り添いながらサポートしてくれているかんじで使ってください(このたとえはあんまり伝わらなさそう。笑)
すごいフィットするおむつ履いてるみたいな。
終わりに
いかがでしたか?
この5番をしていると、「速い動きは筋肉で動かすものじゃないんだな」というのがよぉぉぉく分かります! 試してみて、違いを実感してください♪
あとは、この立ち方だと最初から軸ができているのも大きなメリット。たとえばセンターでアダージオをするときなんか、脚を上げる段階で軸を探し始めるのでは遅いので、この考え方が活きるかなと思います。
もちろん、使い分けてくれても全然大丈夫! ひたすら5番に立ってるだけ…とかなら、Cの均等に使う5番の方がラクなんじゃないかな。
フィードバックなどいただけるとめちゃめちゃ嬉しいし、今後どんな説明をしようかと参考になりますので遠慮なくおっしゃってくださいね♪
あ、最後にこれ、毎回言ってますが…
一言申し添えておきたいのが、筆者の考え方のせいでお教室の先生とトラブルになってしまうことは避けてほしいということ。「いやドイツのプロダンサーがこう言ってましたんで!」みたいな、先生からしてみれば「じゃあ来なくていいです!」と返したくなるような感じ悪~い言い方は絶対絶対やめてくださいね。「あ~少し試したいことがあるんです~」くらいぼやぼやにぼかしてください。笑
では今回のおさらい♪
- 腰の位置が低いと、脚が地面につっかえてひざが曲がってしまう
- 1番ポジションの最も長い軸と高い腰の位置を保ったまま動脚を5番に重ねる
ひざを伸ばしたまま脚を5番に戻すなんてファンタジーだと思っていたあなた! 諦めるのはまだ早いですよ。この考え方があなたにとって新しいものであったのなら、まずは実験してみてくださいっ。
それではまた~♪
↓バレエ上達へのまとめページはこちら↓
コメント
記事を書いてくださりありがとうございます。
5番意識して入れてみようと思います。
4番ポジションを正しくするにはどうしたらいいのでしょうかq
コメントありがとうございます。
4番も中々の曲者ですよね!
考え方は同じ、軸足を1番の高さに保ったまま、骨盤を立てたまま置くようにします。
ですが4番は体重移動も多いポジション。次はどちらの脚が軸になるのかをしっかりと意識していることが大切です。
と、これだけでは分かりにくいですよね…。また改めて、詳しい記事を出そうと思います。
とてもいいアイデアをありがとうございました! またよろしくお願いいたします。