【ドイツ】カーニバル後の断食期間で、まさかの「○○断ち」試してみる?

ドイツでの暮らし
Image by Michael Gaida from Pixabay

こんにちは! ドイツの劇場でバレエダンサーとして働く、筆者の川端(@ChihoKawabata)です。

海外発祥で日本にも親しまれている行事といえばクリスマスやハロウィーン、タイムリーなところではバレンタインデーなどがありますね。近年ではイエス・キリストの復活を祝うイースターも、日本で認知度を徐々に上げているのだとか?

だったらもちろん、次にくるのはカーニバルでしょ! と筆者は密かに考えているのですが、ハロウィーン同様「仮装して」「お菓子を配って」…となると、他のイベントとの差別化が難しいかもしれませんね。

ですので今回は、カーニバル(日本でいう『謝肉祭』)からイースターまでの、約7週間の『断食期間』にフォーカスしてみようかと思います!

タイトルにもある通り「まさかの○○断ち」ということで、何を断つのか、ぜひぜひ楽しみにご覧になってくださいね!

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まずは少しだけ近況と、カーニバルについて

本日2月11日、こちらドイツでは3月7日までのロックダウン延長が決定いたしました。

筆者はただいま時短勤務ゆえ、お仕事は日々1時間ちょっとのレッスンのみ。このまましばらくは現状維持というかんじになりそうです。ぴえん。

さて、劇場から帰路についたお昼のこと。

目の前をまるで赤い鳥のような、ふわふわの羽根帽子が横切ってゆきました。しばし目を丸くさせてから、今日という日が『Weiberfastnacht(ヴァイバー ファスト ナハト)』であることに思い至ったのです。

どんな日かって? それはね、女性が、男性の権力の象徴である「ネクタイ」をハサミで切ってしまう、ネクタイ狩りの日です…! きゃーこわい!笑 でもそのお詫びにキス(親愛のほうね)を贈るんですって。

平たく言えば、今日はカーニバルの幕開け。本来なら道端は、仮装した老若男女で溢れかえっているはずの日だったんです。カトリック色の強い南西ドイツ、特にこの辺りのライン川沿いの街ではワゴンからお菓子をばらまきながら街中を練り歩くどんちゃんパレードなどもあり、かなり派手に催されるイベントなのですが…。

コロナで…まるでお通夜のよう…。(ちーん…)

ここいらのドイツ人にとっては年に一度の無礼講イベントなので、鬱憤が溜まって爆発しちゃわないか、筆者としては心配ですね。笑 (えっ私の仮装? 私は舞台でいつも仮装してるようなものなので、特に何もしませんよ!!)

カーニバルの後には、断食期間がやってくる!

そうして好きなだけ飲み食いし、騒ぎまくったカーニバルの後にはイースターまでの約7週間、断食期間がやってきます

あっ、ちなみにこれはその断食に備えてこの時期に食べられる、カロリー爆弾こと『Berliner(ベルリーナ―)』または『Pfannkuchen(プファン クーヘン)』。ジャム入り揚げパンといったところですね♡

断食中の食事ですが、ごはんを全く食べないのかというとそうではありません。基本的にはお肉やお酒といった贅沢を避ける傾向にあります。あとは娯楽を控えるなどもその一環。

しかしそれも熱心なカトリック信者の話で、宗教色の薄れつつある現代では実際にそこまでしている方も筆者の周囲にはあまり見かけられません。クリスマス同様、イベント要素だけが受け継がれていっているのですね。

ただ、数年前に同僚であるヘアメイクアーティストさんから興味深い話を伺ったので、そちらをご紹介したいと思います。

○○断ちって、いいかもしれない…!

とある本番の準備中、ヘアメイクさんとの雑談にて。

彼女は断食期間中、お菓子の中でいちばん好きなグミだけを断つことにしたんだそうです。理由は「好きすぎてなんとなく、とりあえずで買ってしまうから」。

言葉にするとあまりピンとはこないかもしれませんね。彼女も「うまく説明できない~」と苦笑してらしたのですが筆者はすぐに納得しました。

要するに「惰性断ち」です!

今まで惰性で何の気なしにしていたことを、断食を名目に強制的にやめてみる。すると自分がどれだけ依存しているか、自分にとってどれほど重要なのかといったことが見えてくるのかなと。

ちょっと面白くないですか? これ!笑

というわけで、筆者もやめてみました

早速その年、筆者も惰性でしていたものを断つことにしました。それは、

特売になっているお菓子を買うこと」…。笑

筆者はダンサーですが、なんせ甘いものに目がありません。スーパーなどで好きなお菓子が安くなっていると、ついつい何箱もまとめ買いしてしまいます。

ヘアメイクさんの話を聞いて自分の惰性は何だろうと考えたときに、ふと疑問に思ったんです。

私はお菓子が好きで買っているの? それとも単に『お得感』を買っているの?

結論から言うと、筆者は後者だったみたい。もちろんお菓子抜きの人生は中々考えられないので、自分で焼いて食べたりしていましたが。笑 およそ2か月間、市販のお菓子を買わないことには成功しました!

そして、その後も特売だからといって手が伸びるということもありませんでした。

代わりに健康なおやつを作ることに興味が湧き、お砂糖を大量に摂取しなくなったからかお肌の調子も整い。あの時見直してみてよかったな、と今でもひしひしと感じます…!

終わりに

今回はカーニバルというカトリックの伝統行事から、断食期間にちなんだお話をさせていただきましたが、楽しんでいただけましたか?

2021年の断食期間は2月16日から、復活祭である4月11日までです。皆さんもこれをきっかけに、食べ物でなくてもなにか今まで惰性でしていたことを見直してみてはいかがでしょう。人生に、新しい発見が生まれるかもしれませんよ♪

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