【ドイツ】クリスマスの伝統工芸品は種類多すぎ&かわいすぎて散財不可避!

ドイツでの暮らし

こんにちは! ドイツの劇場でバレエダンサーとして働く、筆者の川端(@ChihoKawabata)です。

ドイツでは11月中旬から陽がぐんぐんと短くなり、夕方4時にはもう辺りが暗くなってきます。

落ち込みがちな12月の気分を支えてくれるのは、なんといってもクリスマスの明るくてかわいい装飾♪ 街のイルミネーションだけでなく、各家庭の窓際があたたか~く照らされるんです。

今回の記事では、ドイツらしさを感じられるクリスマス装飾品に焦点をあててご紹介していきたいと思います! 伝統工芸がわんさかありますよっ! それでは参りましょう!!

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ドイツに伝わるクリスマスの装飾

主にドイツ発祥の工芸品などを集めましたので、楽しんでいただければ幸いです!

ちなみに、飾りの名前の最初に「ヴァイナハツ」とついているのは、ドイツ語でクリスマスのことを「ヴァイナハト」と呼ぶため。最後にsを付けて、「クリスマスの」という意味になっております。

人形関連

くるみ割り人形

Monika SchröderによるPixabayからの画像

まずはバレエ作品でもおなじみ、くるみ割り人形は『Nussknacker』ヌス クナッカーと呼ばれます。

その歴史は16世紀にまでさかのぼりますが、その名がはっきりと浸透したのは1826年に発表されたE.T.A.ホフマンの童話『くるみ割り人形とねずみの王様』によってだとされています。これがプティパ脚本・イワーノフ振付の、今日において「古典バレエのくるみ割り人形」とされる作品の原型にもなりました。

童話の中では、呪いで人形に変えられてしまったお姫様を救うため、ある青年が誰にも割ることのできなかったくるみの殻を見事割ります。お姫様は無事人間に戻れたのですが、その青年は呪いを被ってくるみ割り人形になってしまうという物語。とばっちりもいいところですね。

おとぎ話の中だけのキャラクターかと思われるかもしれませんが、くるみの殻を割る実用性があるため、意外にも一般家庭に普及しているドイツの身近な伝統工芸品なんです!

煙をふかす男

ドイツの西端、チェコとの国境にあるエルツ山地(Erzgebirge)ではクリスマスの伝統工芸品、それも木製のものが数多く生み出されました。

『Räuchermann』ロイヒャーマンもそのうちのひとつ。

efesによるPixabayからの画像

パイプをくわえた男性をかたどったこのお人形は、きれいな丸みを帯びていますね。多くは木工ろくろで作られたものです。

素朴な木の人形…と思いきや、お灸のような三角錐のお香をお腹にある空洞で焚くことができ、煙が口の穴から出てくるという驚きのしかけが! 眼だけでなく、香りでもクリスマスを楽しめるというわけです♪

このお香は『Räucherkerze』ロイヒャー ケルツェといい、エルツ山地に近いチェコやポーランドでも見かけられます。

クリスマスのミニチュア

Gerhard G.によるPixabayからの画像

『Weihnachtskrippe』ヴァイナハツ クリッペはイエス・キリストの誕生シーンをミニチュアにしたもの。イタリアのグレッチョという街で1228年、本物の人間と動物を使ってこのシーンを再現したことが大変な評判を呼び、以来各地で等身大やミニチュアの人形が作られるようになっていったそう。

25日になってから赤ちゃんのイエス・キリストを置いたり、誕生の報せを聞き駆け付けた東方の三賢者を飾るのは1月6日…といった楽しみ方があるみたいです♪

燭台・ランタン関連

キャンドルのアーチ

Bruno /GermanyによるPixabayからの画像

『Lichterbogen』リヒター ボーゲンは、日本語で「光の弓」。筆者のような厨二病の方々の食いつきがよさそうなネーミングですね!!

ドイツの窓際をひときわ明るくしてくれるのがこの半円(=弓状)のアーチ。出窓も多いドイツではこのアーチが、クリスマスの時期においては道行く人に見せつけるかのように飾られます。正直うらやましい…いえ、幸せのおすそわけだと思いましょう。

昨今ではキャンドルの部分は電飾ですが、いつまでも付けていたいかわいさなのでそれもしょうがないと言えるでしょう。

エルツ山地原産のものは『Schwibbogen』シュヴィブ ボーゲンと呼ばれるそうです。

ハウス型ランタン

Dieter_GによるPixabayからの画像

『Lichterhaus』リヒターハウスは直訳すると「光の家」。ドイツのメルヘンな木組みの家から漏れるキャンドルライトが、柔らかなムードをつくります。

フィギュアと組み合わせると、さらにかわいらしいですね!

アドベントの蝋燭付リース

Matthias BöckelによるPixabayからの画像

『Adventskranz』アドヴェンツ クランツは、アドベント(待降節)の時期の毎日曜日に、ひとつずつキャンドルに火を灯すリース。テーブルの上をカラフルに彩ります。(使い方やアドベントの詳しい説明はこちらの記事からどうぞ♪)

ハンブルクのプロテスタント牧師ヨハン・ヒンリッヒ・ヴィヒェルンが19世紀前半にその原型を考えたと言われており、1860年にその土台を初めてもみの木の枝葉で飾ったと伝えられています。当時は4つの大きなキャンドルの間に6つの小さなキャンドル(つまり全部で24日間分)があって、日々のお祈りの間などに火が灯されていたそうです。

リースの形にはなっていないけれど同じ目的のために作られた燭台を、特にエルツ山地のほうでは『Adventsleuchter』アドヴェンツ ロイヒターと呼ぶみたいです。

絵付けランタン

Hans BraxmeierによるPixabayからの画像

クリスマスの絵付け『Laterne』ラテルネはとってもカラフル! 中に手のひらサイズのティーライトを入れて、ゆらめく光の色加減を楽しんで。

キャンドルの熱風を利用した装飾関連

クリスマスピラミッド

Horst SchwalmによるPixabayからの画像

『Weihnachtspyramide』ヴァイナハツ ピラミーデも、エルツ山地の特産品!(おお偉大なるエルツ地方よ!!)

キャンドルの火から熱風が立ち昇ることによって上部の風車が回り、それと連動して各段も回るしくみになっています。

いやこれ…かわいすぎますよね…?? 今はワンルームに住む筆者も、いつか大きなお部屋に引っ越したらどでかいやつを買うつもりです! 4~5段ある、50㎝以上のがほしいなー! 人形のモチーフは色々あるけど、聖歌隊と音楽隊が段にのってるやつを必ずやお迎えするぞっ!!

クリスマスマーケットにも、飾りとして出現することがしばしば。

Uwe DrieselによるPixabayからの画像

こちらはエアフルトという街の写真。こんなどんよりした空も、高くそびえるドイツ風クリスマスピラミッドが一気にあったかい景色にしてくれますね♪

風車付きキャンドルホルダー

moni quayleによるPixabayからの画像

『Wärmespiel』ヴェルメ シュピールなどと呼ばれます。

こちらも前述のピラミッドと同じ要領で、火が起こす温風によって上の風車を回すもの。ただしこちらは風車からモビールのような飾りがぶら下がっています。言わずもがな、回るとすごくかわいい。回らなくてもかわいいというのに! ぐぬぬ、かわいすぎる!!

星関連

クリスマスの星

Miriam MüllerによるPixabayからの画像

『Weihnachtsstern』ヴァイナハツ シュテルンも、よく窓際に吊り下げられています。かわいすぎてテンション上がりませんか!? この光景をクリスマスマーケットで目の当たりにすると、どれがいいか迷いすぎて筆者は結局いまだにこの星を買えてません! 残念この上なし!!

中でも右下に見える、特にトゲトゲの多い形のものは『Herrnhuter Stern』ヘルンフーター シュテルンと呼ばれます。

これらはただの星ではなく「ベツレヘムの星」。イエス・キリストがベツレヘムという地で産まれたときに天に輝き、東方から三人の賢者(博士とも)を導いた宗教的な意味を持つ星なんです。

もちろん、昔は模様のないシンプルなものでしたが、時を経てデコラティブになりました。

素材は紙やプラスチック。組み立てが面倒なものもあるので、次の年までこのまま戸棚にしまいこむ方も多いと聞きます。笑

折り紙の星

ASchuehleinによるPixabayからの画像

『Fröbelstern』フレーベル シュテルンは立体的な折り紙の星。帯のような細長い紙4枚を、うまく交差させて作ります。(Fröbelstern+Faltanleitungで検索すれば、折り方など分かりますよ~!)

名付け親は、フリードリッヒ・フレーベルという1800年前後に生きたドイツの教育学者。「幼稚園にもっと教育を!」と唱えた、いわゆる幼児教育の祖的すごい存在の方が、子どもたちができる少しだけ難しいこととして教え始めたのがきっかけなんだそうです。わお、ちょっと深イイ話…!

オーナメント関連

わらのオーナメント

MonfocusによるPixabayからの画像

こちらはおそらくドイツ発祥というわけではないのでしょうが、わらのオーナメント。クリスマスツリーの飾りが当然のことながら昔は全て手作りだった名残が、ドイツでは今日でも見られます。

星もさることながら、天使ちゃんめっちゃかわいいですね…! 絶妙な首の傾げ具合!笑

日本では見ないよな~と感じたので、ついでにのっけてみました♪

ガラスのオーナメント

PixelAnarchyによるPixabayからの画像

球状の飾りは『Weihnachtskugel』ヴァイナハツ クーゲルと呼ばれます。画像はシンプルなものですが、絵付けがほどこされた賑やかなデザインのものも。

ドイツではガラス製のオーナメントも多く見かけられます。…が、地震大国の日本ではやはりないなということで、形自体は何の変哲もないものですが、こちらも特別掲載です。

陶磁器のオーナメント

最後に、高級感溢れる陶磁器製のオーナメント。

下の画像のベル2つもそうだと思われます。(もうちょっとイメージしやすい写真を見つけたかったのですが、これが限界でした…。いいのを見つけ次第差し替えます)

Image by mcruetten from Pixabay

陶磁器やガラスのオーナメントは決して安価とは言えませんし、取り扱いにも充分注意しなければなりません。それでも今日に至るまで本物のツリーを迎え、家の中を温かく飾るこの伝統が受け継がれているのは、ドイツに暮らす人々にとってこの時期がどれほど大切かを教えてくれますね。

まとめ

主だったものを14種類まとめてみました! いかがだったでしょうか?

かわいいと感じたものや、人にあげたいと思ったもの、もしくは自分で手作りしてみたいものなど見つかりましたか? もしよければ筆者に教えてくださいね♪ ではまた~!

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